埼玉県から長野県辰野町へIターン1999年〜
 中村さん  
農業経営。夫婦、母、子供2人と同居中

 

 

 


 

 

 



新鮮な気持ちでUターン

 私は、5年前に当時住んでいた埼玉県から辰野町にUターンをしました。Uターンのきっかけは、都会で子供を育てるよりももっとよい環境で育てられたらいいなと思っていたことや、高校卒業後、ニュージーランドへの留学、そして測量会社での勤務を通じて、長い間田舎を離れてみると、生まれ育った町のことをほとんど知らないままで過ごしていたことに改めて気づき、新鮮な気持ちで地元に帰って農業をやりたいと思ったからです。

  



中村さん近影


充実したリンドウ栽培の毎日

 移住にあたっては、辰野町の人から事前に農地を借りることができ、家族の反対もなかったので、スムーズに進められました。移住後は、山の木陰に生える多年草であるリンドウという花を育てて生活をしています。それまでリンドウの栽培方法は全く知らなかったのですが、全部を習得しようと思い、地元の名人に弟子入りして、2年間かけて育て方を一から勉強しました。

 Uターンをしてからの暮らしには、とても満足しています。以前に比べて時間が自由に使えますし、子供が自由に遊べるので安心できるのがうれしいです。逆に極端に子供が減っているので人間関係の形成がしにくいのかもしれないという不安もありますが。

 川島地区では、生活環境の整備を町民が行っているため、水道委員や簡易水道等の管理など、様々な役が住民の持ち回りで行われます。やはり、若い人が急激に減っているので、私もいろいろな役を頼まれますが、そのようなことを引き受けて地域に貢献することも大事だと思っています。

 

 

 

 


田舎暮らしをしたい人たちへのアドバイス

 移住後のアドバイスとしては、近所の人でもいいですし、他の移住者とのつながりでも何でもいいので、1人、2人でも知り合いをつくって相互理解をしながら人間関係をつくっていくことが必要だと思います。田舎暮らしでは、ある程度人間関係について我慢することもあるかもしれませんが、そういった人たちとつながりがあれば、困った時に助け合っていくことができます。

 また、私は町のUJIターン施策は特に利用しなかったのですが、田舎暮らしをしたい人を受け入れる市町村では、奨励金などの施策等の外にも、田舎暮らしの本当の魅力や、移住を希望するその地方、地域の特殊事情など、事前に知っておいた方がいいことや、UJIターン後の生活が見えるような本音の情報が提供されることが有益だと思います。

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