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北海道女満別町へIターン(1994年〜)
渡邊 久美子さん 夫婦で民宿「夢畑」経営
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“いつか北海道で民宿を”の夢をIターンで実現
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| 私たちは、1994年4月に女満別町へ移住し、民宿を開きました。夫婦揃って旅が好きで暇さえあれば旅に出ていました。北海道へも何度も訪れ、いつかここで民宿を経営できたらな、と憧れを持つようになっていたのですが、結婚した頃からは夢が形を取り始め、物件を具体的に探しながら旅していたようなところがありました。 |
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ご夫婦近影
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候補地はいくつかあったんですが、女満別町には空港があり、JRも通っていて交通の便が良いし、「オホーツクブルー」と言われるように気候的にも恵まれているのが気に入りました。そして何よりも黒澤明監督の「夢」のロケにも使われた雄大な風景がありました。風景が気に入ったという部分が大きかったですね。自分たちが経営したいと思っていた「とほ宿」という形態の宿がまだなかったことも決め手になりました。聞き慣れないかもしれませんが、「とほ宿」は、相部屋、安価、お客さん同士の交流がしやすいなどの特徴がある個人経営の宿で、ちょっとユースみたいな感じなんですが、北海道を中心にたくさんあるんですよ。
移住について家族に話したとき、「そんなところで民宿を経営して誰が来てくれるの?」って、両方の両親から反対を受けましたが、親の反対で夢をあきらめるような年齢でもなく、特に決意は揺らぐことはありませんでした。
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自然の中での普段の経験ひとつひとつが楽しい
Iターンして10年が経ちましたが、自由な時間が確保でき、気兼ねなく旅をできること、畑の中の一軒家で大自然を味わえることに満足しています。自然の中での普段の暮らしの出来事ひとつひとつを「経験」することを楽んでいますので、他人から見れば大変だと思うようなこと、例えば除雪作業なんかもさほど苦になりません。
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民宿からみた風景
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強いて欠点を探すとすれば、以前よりも収入が減ったことがありますけど、その分時間があると思えば良いと考えていますから。ただ、最近、女満別町が観光地化してきたことがちょっといやかな。観光客が来てくれること自体は民宿経営者としては喜ばしいんですけど、「観光開発」って感じになると方向が違う、っていう気がします。素朴な風景が気に入って移住したんだから、もっと自然を活かした観光に注力してほしいって思います。
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田舎暮らしをしたい人たちへのアドバイス
「北海道に住んでみたい」って言う人がいますが、一度住んでみるべきだと思います。体験しなければ良さも悪さもわからないって思います。私たち夫婦はもう10年以上前にIターンをしたので、当時まだそういうケースはそんなに多くなくて、支援策もまったくなく移住したので、何もかも手探りで自分たちでやるしかありませんでした。住むところや土地を探すのも、私たちより前に移住してきた人たちの口コミネットワークに頼るような世界でした。
今は役場の中に女満別町に住みたい人を支援する担当者がいると聞いていますが、素晴らしいことだと思いますし時代はかわったなと思います。
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| 今はインターネットでもいろいろな情報が得られるでしょうから、移住生活をしたければどんどんチャレンジしてみてほしいですね。役所のほうでもぜひとも受入れ窓口を広げていって移住者にやさしい対応をしてほしいと思います。移住者のための仕事情報や町営住宅に入れる条件の制限緩和、家賃の補助とか、住宅に関る支援なんか、特に望まれているんじゃないでしょうか。
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民宿外観
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